-海外へ-ひろ(2/11-23:55)No.927 ┣Re:海外へ-西村聡文(2/12-07:57)No.928 ┣Re:海外へ-supremered(2/12-07:58)No.929 ┣Re:海外へ-ひろ(2/12-22:53)No.930 ┃┗Re:海外へ(追加と補足)-西村聡文(2/13-00:43)No.931 ┃ ┗Re:海外へ(追加と補足)-ひろ(2/14-23:46)No.932 ┃ ┗Re:海外へ(追加と補足)-デンボ(2/15-16:49)No.933 ┣Re:海外へ-武司(2/26-10:53)No.938 ┗Re:海外へ-武司(2/26-11:08)No.939
927 | 海外へ | ひろ E-mail | 2002/2/11 23:55 |
はじめて投稿させていただきます。 血友病Aの25歳会社員のひろと申します。 この度、仕事の関係上一時的に海外へ行く可能性が生じ、薬をどうしようか考えて おります。 私の主治医に相談したところ、 「現地の病院にて薬を用意してもらうか、こちらから持っていくかのどちらかにな ると思うが、今までにそのような事例がないので、薬を国外へ持ち出せるかわから ない。それは確認してください。もし現地で薬を用意してもらうのであれば、その 旨を書いた手紙は用意します。」と、言われました。 現地で薬を用意する方が楽は楽なのですが、保険が利かない為、非常に高価となる そうです。また、言葉の不安も残りますので可能であればこちらから薬を持ってい きたいと考えています。 国外持ち出しに関して確認しようにも、どこに確認して良いのかわからず書き込み をさせていただきました。 もし、同じような経験をされた方がいらっしゃいましたら、 ・クロスエイトの国外持ち出しは可能なのか。 ・可能であれば手続き等は必要なのか。 ・もっといい方法がある等経験談 を、教えていただきたいと思います。 恐れ入りますが、以上、よろしくお願い致します。 |
928 | Re:海外へ | 西村聡文 E-mail | 2002/2/12 07:57 |
記事番号927へのコメント こんにちは、血友病暦43年の西村です。 >・クロスエイトの国外持ち出しは可能なのか。 個人で使用する薬(商売で使うものじゃないと言う意味)ならば 大丈夫です。 >・可能であれば手続き等は必要なのか。 手続きは特に必要ありません。入国時に訪ねられることがありますので 説明するのに不安がある方は、現地の言葉での説明書を持っていかれる 方が良いでしょう。 >・もっといい方法がある等経験談 持ちこみが一番ベターだと思います。 これまで数度渡航しましたが(アメリカ、ヨーロッパ)、一番最初 (20年ほど前)に入国時に訪ねられただけで、後は調べられも しませんでしたよ。 |
929 | Re:海外へ | supremered | 2002/2/12 07:58 |
記事番号927へのコメント こんにちは。 >この度、仕事の関係上一時的に海外へ行く可能性が生じ、薬をどうしよ >うか考えております。 「一時的」というのは、どのくらいの期間なのでしょうね? あと、 「ひろ」さんが、通常、どの程度の量の製剤を使っておられるのかが判 らないので、幾分アバウトな答になってしまいますが……。 もし「一時的」というのが数週間程度、即ち、製剤の必要量としても、 たとえば10バイアルくらいというのであれば、手持ちで問題ないと思い ます。私は、過去、(数日から二週間の)「旅行」で海外――総て欧米で すが――に何回か出かけ、その場合、いつも手持ちで10バイアルくらい を携行し、向こうでは自己注射していました。ですから、 >・クロスエイトの国外持ち出しは可能なのか。 >・可能であれば手続き等は必要なのか。 については、問題ない(特別な手続きも不要)と思います。仮に日本の 空港で出国時にチェックを受けても、常備薬だと説明すれば通るでしょう。 一方、外国の空港で入国する場合ですが、これも過去、私は引っかかっ たことはありません。一応、主治医には、薬の必要を英語で説明した文書 を書いてもらっておきましたが、実際に見せたことはありませんでした。 一度、イギリスの空港で結構乱暴に手荷物を調べる職員が居て、輸注セ ットがバサバサと飛び出したもので、『ア、これは文書の出番かな!?』 と思いましたが、全然無関心にパスされてしまいました。 これも、行き先によって、「何なんだ、この薬は?」と厳しいチェック が予想される場合は、より精密な準備が必要でしょう。 もし、もっと長期の滞在予定の場合――もっと多量の輸注が想定される 場合――には、少し事情が変わってくるかもしれません。20バイアルも 30バイアルも持って行くのは、輸注セットも含めてかさばりますしね。 ただし、いずれにしても、当初には一定量を携行しておくほうが安心では ないでしょうか。 あと、目的地によっては、友の会や専門病院などがあり、WFHのサイ トなどで情報が判りますから、事前に確認しておくと、万一に備えて、心 強いと思いますよ。 |
930 | Re:海外へ | ひろ E-mail | 2002/2/12 22:53 |
記事番号927へのコメント こんばんは。 早速のご回答本当にありがとうございます。 海外(アメリカなのですが)に行く期間としては、1週間から10日、長くても2,3週間程度 だと思います。 通常使用している製剤の量は、4,5日に1000単位程度です。 ですので、携帯していくのは可能だと思います。 実際にどの程度持っていくかは、主治医と相談したいと思います。 薬の説明文も持っていた方が良さそうですね。 ただ、10度以下で保存しておかなければならないと思うのですが、飛行機の長時間移動中 をどうするかが問題となってしまいそうです。 飛行機の中の冷蔵庫とかで預かってもらえるのか確認した方が良さそうですね。 とりあえず面倒な手続き等がいらないことがわかっただけでも安心しました。 本当にありがとうございました。 また何かありましたら色々とよろしくお願い致します。 |
931 | Re:海外へ(追加と補足) | 西村聡文 E-mail | 2002/2/13 00:43 |
記事番号930へのコメント 血友病暦43年の西村です。 朝はテレホーダイタイムの締切間近でしたので舌足らずな表現がありましたので 補足いたしますが、その前に新たな話の方からしますと、 >ただ、10度以下で保存しておかなければならないと思うのですが、 日中停車中の車中のように人間が我慢できないような暑さでなければ 大丈夫です。 確かに、クロスエイトの正式な貯法は「凍結を避けて10℃以下で保存」ですが、 リコネイトでは「凍結を避けて30℃以下で保存」です。 作り方や内容物が若干違いますので、そのまま比較することは無理なのですが..。 そもそも薬の「正式な貯法」は有効期間(クロスエイトで2年、リコネイトで3年) の間、ずーとその貯法で保存しても大丈夫な条件が求められます。 ですから、力価が経時変化する薬は条件を厳しくしています。 私も最初の頃は心配でしたので、旅行中は常にクーラーボックスに入れて 持ち歩いてましたが、最近では日中の車中に置かない限り、普通のカバンに 入れています。 なお、「凍結を避けて」は主に液剤(血友病製剤の場合は溶解液)のほうに 求められる条件です。 といいますのも、凍結すると水は膨張しますので、ビンが割れるからです。 見た目に割れていなくても傷が入っていて、そこから無菌状態ではなくなる、 ということがありますので、溶解液のついている薬は全てこの条件が付きます。 飛行機の荷物室は零度以下になるという噂ですし、海外ではよく預けた荷物が 行方不明になりますので、私は製剤と溶解液は機内持ちこみに、また、 注射針が手荷物検査に引っかかるといけませんので、注射セットは預ける荷物 に入れていきます。 さて、朝の補足ですが(結論は変わりませんので興味のある方だけ読んで下さい) クロスエイトを(国外へ)持ち出して良いか、ということと、 (他国又は帰国時に日本へ)持ちこんで良いか、ということは若干意味が違います。 日本では血液製剤の輸出が禁止されていますので、商売として持ち出すので なければOKです。但し、常識的な量以上持ち出すのであれば、 商売でないという(つまり自分で使うという)証明が必要でしょう。 なお、今まで出国時に検査を受けたことはありません。 次に、薬を持ちこんで良いかどうかは、日本を含めほとんどの国で 自分で使用する薬ならばOKです。 また、朝は「説明するのに不安がある方は」という書き方をしましたが、 万一のアクシデントで意識不明になった時のことを考慮すれば、現地の言葉で 「自分は血友病である」旨の説明書(証明書)を持っていかれるのが安心でしょう。 (ひょっとしたら炭素菌騒動でチェックが厳しいかもしれませんし) ちなみに、私の最長渡航期間は1ヶ月程で、しかも、最初の海外旅行、つまり 20年ほど前のアメリカ旅行でした。当時は、今のように薬が小さくないのに 20本くらい持っていったと記憶しています(心配でしたから多めに持って いきました)。 |
932 | Re:海外へ(追加と補足) | ひろ E-mail | 2002/2/14 23:46 |
記事番号931へのコメント こんばんは。 丁寧なご回答、本当にありがとうございます。 戴きました情報を参考に、主治医と相談させていただきます。 やはり最初はどうしても不安になってしまいそうですが、ドキドキしながらがんばります。 |
933 | Re:海外へ(追加と補足) | デンボ | 2002/2/15 16:49 |
記事番号932へのコメント 4年前ハワイに行った時、クーラーボックスに入れて手荷物にしたのですが、搭乗前に なんか一筆書かされました。飛行機の中で輸注するって思われたからみたいです。 壊れ易いから手荷物にしただけって判れば無いと思いますが、本当乗る寸前の場所で 横を他の方が通る中、書かされたんでちょっと恥ずかしかったです・・・。 主治医の先生の一筆はとてもありがたかったですよ。 |
938 | Re:海外へ | 武司 | 2002/2/26 10:53 |
記事番号927へのコメント ひろさんは No.927「海外へ」で書きました。 >はじめて投稿させていただきます。 >血友病Aの25歳会社員のひろと申します。 > >この度、仕事の関係上一時的に海外へ行く可能性が生じ、薬をどうしようか考えて >おります。 >私の主治医に相談したところ、 >「現地の病院にて薬を用意してもらうか、こちらから持っていくかのどちらかにな >ると思うが、今までにそのような事例がないので、薬を国外へ持ち出せるかわから >ない。それは確認してください。もし現地で薬を用意してもらうのであれば、その >旨を書いた手紙は用意します。」と、言われました。 >現地で薬を用意する方が楽は楽なのですが、保険が利かない為、非常に高価となる >そうです。また、言葉の不安も残りますので可能であればこちらから薬を持ってい >きたいと考えています。 > >国外持ち出しに関して確認しようにも、どこに確認して良いのかわからず書き込み >をさせていただきました。 > >もし、同じような経験をされた方がいらっしゃいましたら、 >・クロスエイトの国外持ち出しは可能なのか。 >・可能であれば手続き等は必要なのか。 >・もっといい方法がある等経験談 >を、教えていただきたいと思います。 > >恐れ入りますが、以上、よろしくお願い致します。 |
939 | Re:海外へ | 武司 | 2002/2/26 11:08 |
記事番号927へのコメント ひろさんは No.927「海外へ」で書きました。 >はじめて、ツリー上部の投稿はミスをしました。ごめんなさい。 >血友病Aの子供2人の親です。 子供を連れて2回海外渡航しました。 アイスボックスに製剤を1,000×12セットを機内携帯しました。 血友病の手帳を提示し、その手帳には日本語と英語での海外渡航における協力依頼文章が 記載されており、出国の際にそれを見せることにより税関を簡単に通していただきまし た。 また、機内でもその手帳をスチュワーデスさんに提示することにより、注射を打つ場所ま で確保していただき、座席も変更していただきました。 |