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血友病に関して

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-入院報告と、教訓-のん(1/29-00:58)No.921
 ┣Re:入院報告と、教訓-ブー君のママ(1/29-16:28)No.922
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921入院報告と、教訓のん E-mail 2002/1/29 00:58



「のん」と申します。第[因子数2%の患者本人(Age28)です。
私、ここ1週間、入院しておりました。
長く拙い報告ですが、お読み頂ければと思います。
特に【3.教訓】だけでも読んで頂ければ幸いです。


【1.経緯】

マンションの騒音トラブルで苦情を言ったところ、
相手の男(金髪ピアス系)からボコボコに暴行を受ける。
  ↓
その後、警察署〜救急車にて病院へ。
意識はしっかりあったため、血友病の主治院へ搬送してもらう。
  ↓
深夜の急患扱いで、入院。
  ↓
8日間の入院治療の後、退院。今後も数回は通院予定。
後遺症等はないだろうが、眼の周りがパンダ状態のため、
少々歩くのが恥ずかしい。


【2.怪我(括弧内は処置)】

・右眉付近の裂傷(縫合9針)
・顔面全体の腫れ(基本的には氷によるcooling)
・鼻血(血液製剤+耳鼻科医による治療)
・眼球内出血(眼科医による治療)
・眼鏡も破損

搬送直後、視界の一部が見えなくなっていたのがとにかく怖かった。
現在も眼球に鬱血が見られるが、失明等最悪の事態は避けられた。
搬送時は「鼻・顔骨の骨折あり」と言われたが、
CTスキャン・レントゲンによると、幸いにも無事。
脳内も異常なし。


【3.教訓】

1.危うきに近寄らず。

2.主治院といっても、主治医以外、ほとんど血友病患者の治療経験がない。
  ↓
ある意味当然でしょうし、医者の無知を責める気もありません。
今回は意識があったため説明できましたが、意識不明の場合、
アウトになりうる病気なのだと、強く再認しました。

3.製剤だけではどうしようもない出血など、いくらでもある。
  ↓
これも当たり前ですね。
普段の私の症状は、ほぼ、足首の関節出血のみに集中しています。
「出血しても、製剤を打てばOK」という、ある意味ベテランの意識というか
奢りがありましたが、今回、見事に打ち砕かれました。
実は退院直後に鼻血が噴出し、自宅にて製剤を打ちましたが全くダメで
タクシーで再度耳鼻科を訪れました。

4.主治院といえど、緊急の場合、製剤をとりあえずは持参すべき。
  ↓
搬送時、止まらない鼻血について
「これは製剤を打たないと(押えるだけでは)止まらないです。」と
私から言いました。
それから看護師が薬剤部の方に問い合わせているようでしたが、
手続きが煩雑なのか深夜だからなのか、えらく時間が掛かりました。
今思えば、あの時、脳内で出血があればアウトだったと思います。
(特に大病院の場合)製剤が常備されていても、すぐに打ってもらえないケースも
あり得るということでしょうか。可能であれば製剤を持参すべきでしょう。


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922Re:入院報告と、教訓ブー君のママ E-mail 2002/1/29 16:28
記事番号921へのコメント
のんさんは No.921「入院報告と、教訓」で書きました。

のんさん、とんだ災難でしたね。
お見舞い申し上げます。

うちの子は、6年生ですが「最近は常識じゃ考えられないような人がいっぱいいるか
ら、気をつけなさい」っと何度となくいった事があります。
学校でけんかして注射したこともあります。

まともなことも言いたいことも言えないなんておかしい。。。とは思いますが、体と天
秤にかけたらやっぱり体の方が大切だもの。

うちの子にも是非、のんさんの「入院と教訓」を読ませますね。
のんさんもお体を大切にしてください。


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923Re:お見舞い申し上げますkana E-mail 2002/1/30 07:36
記事番号921へのコメント
のんさんへ

たいへんでしたね。
理不尽な暴力、ほんとうに腹が立ちます!!
物騒な世の中、どんなことに巻き込まれるかわからない…
怖いです××

確かに時間外外来では、製剤がくるまで長く待たされる
ことが多くて、不安を感じることもあります。
とにかく、のんさんの意識がはっきりしていてよかった。
どうぞ、お大事になさってくださいませ。
kana

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924その後のん E-mail 2002/2/4 20:21
記事番号921へのコメント

ご心配して頂き、ありがとうございます。
おかげさまでその後の経過は良好です。
まだ、白目の部分に鬱血が見られるのですが、
これは時の経過を待つしかなさそうです。

色々と考えさせられた事件でした・・・
皆様もどうかお気を付け下さい。

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934Re:似たような経験えいじ E-mail 2002/2/19 00:29
記事番号921へのコメント
のんさん,はじめまして。

私も患者本人(26)のえいじといいます。

とんだ災難で、大変でしたねぇ(゜0(。_。)(゜-゜)
私も喧嘩に巻き込まれて、ボコボコにやられた事があります。
皮下出血と足首の捻挫、それに鼻の骨を折られてしまって(苦笑)
意識がはっきりとしていたので、その時は大丈夫だったのですが。

色々と出血やらトラブルやら経験してきましたが、完全に意識を失った
状態で病院に運ばれた事はありません。
去年、胃潰瘍から出血をし貧血で倒れて病院に運ばれたときには、一回
意識を失ってから回復しタクシーで地元の製剤を戴いている病院に一人で!
行きました。外出先だったものでね。
意識はあったとはいえ、まだ朦朧としていて。しかも普段見ていただいている
先生も診療時間外だったのでいらっしゃらず。「製剤を。製剤を投与してください」
と繰り返してました(+_+)
それでも病院に着いてから実際に投与していただくまでに、一時間近くはかかった
と思います。

ところで、去年の貧血の時には、朦朧としていても大人ですし、意識さえあれば
自分で病気について説明できる。
喧嘩に巻き込まれたとき、私は18歳だったのですが、この時はまだ甘チャンだった。
友人と一緒にいるときにトラブルに巻き込まれたのですが、私はこの友人たちに自分の
病気について一切説明していませんでした。
ボコボコに殴られたというのに(しかも階段から突き落とされたりもしてたのですが)
見た目は鼻血を出して足を引きずっているだけ。
警察官から事情を聞きたいと言われたとき、「そんな時間ない!病院に連れてけ!」
とは、友人の手前言えませんでした。。。

危うきに近づかないのはもちろん必要な事です。
しかし、それでも降りかかってくるのが災難と言うもので。。。
いざって時に、例え格好悪い状態であっても、まず病院で処置をしてもらう事が
大切なのだと思います。

長い文章になって申し訳ありません。
もう一言m(__)m
子供の間で、友達に病気の説明をしていない場合には、いざって時にも隠さなきゃ
いけないのかな?なんて思ってしまうものです。
大変な時にはナリフリ構うな、と教えてあげて下さいませ\(__ )