-シャーガス病について-クロスエイトM使用者(2013/8/15 16:44)No.3672 ┗Re:シャーガス病について-さの(2013/8/16 09:37)No.3673 ┗Re:シャーガス病について-高田 昇(2013/8/17 00:51)No.3676 ┗Re:シャーガス病について-クロスエイトM使用者(2013/8/17 17:57)No.3678 ┗Re:シャーガス病について-こうたろう(2013/8/29 00:30)No.3682
3672 | シャーガス病について | クロスエイトM使用者 | |
クロスエイトMの使用者です。本日、プレス発表のシャーガス病と クロスエイトへの影響について情報をいただけるとありがたいです。 |
3673 | Re:シャーガス病について | さの | |
記事番号3672へのコメント 凝固因子製剤には基本的に影響はないものと思います。 クロスエイトをはじめとする凝固因子製剤は、加熱、SD(界面活性剤)処理、ナノフィルトレーションとい う3重のウイルス不活化・除去処理が行われています。更にクロスエイトは第VIII因子をフォン・ヴィルブ ランド因子から引っぺがして作っているので、ここが有効成分のみを取りだす純化工程となります。 シャーガス病は原虫という、ウイルスに比べるとかなり大きな寄生虫によって引き起こされるようです。 ですので、その原虫が熱に強かろうが、SDに強かろうが、ナノフィルターは大きすぎて通れないので、 最終製品には入ってこられないということになります。 問題は輸血用の赤血球や凍結血漿などです。これも血液製剤といわれます。こちらは今まで書いたような 処理ができないので、どうしても問診や抗体検査に頼るしかないのです。新聞記事などで問題になってい るのはこちらの方と考えたらよいと思います。 |
3676 | Re:シャーガス病について | 高田 昇 E-mail | |
記事番号3673へのコメント 佐野さん、みなさん。 厚労省の血液事業部会安全技術調査会での対策資料を見ることができます。この病気では日本の第一人 者、三浦先生の解説文がPDFで載っています。 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002g8qu.html シャーガス病の原因はトリパノソーマ・クルジという日本にはいない原虫です。大きさはマラリア原虫 ぐらいで、赤血球に近いぐらい。冷凍はもちろん、冷蔵でも長生きしません。従って日本で輸血感染を 心配するなら、室温保存の血小板製剤ぐらいで、赤血球(冷蔵)、新鮮凍結血漿(凍結)は安全と思いま す。ましてやクロスエイトMなどの血漿分画製剤で感染した例はありません。 広島文化学園大学 看護学部 高田 昇 |
3678 | Re:シャーガス病について | クロスエイトM使用者 | |
記事番号3676へのコメント 佐野さん、高田先生。 情報提供ありがとうございました。大変助かりました。 |
3682 | Re:シャーガス病について | こうたろう | |
記事番号3678へのコメント 献血品は安全だといっても常にこういった心配はつきまといます。 ですので私はアドベートに変えました。 心配ないに越したことはないですからね。 |