-頭痛薬が凝固因子を壊すって本当?-まろ(11/5-17:58)No.1390 ┗Re:頭痛薬が凝固因子を壊すって本当?-supremered(11/5-18:43)No.1391 ┗Re:頭痛薬が凝固因子を壊すって本当?-まろ(11/5-19:13)No.1392 ┗補足。-supremered(11/5-20:45)No.1393 ┣詳しい情報、ありがとうございます!-まろ(11/7-19:50)No.1396 ┣Re:鎮痛剤-都朝(とあさ)(12/13-08:18)No.1447 ┗Re:セデスハイって、-都朝(とあさ)(12/13-16:05)No.1448 ┗薬剤名はややこしい。-supremered(12/13-16:30)No.1449
1390 | 頭痛薬が凝固因子を壊すって本当? | まろ E-mail | 2002/11/5 17:58 |
今日はじめてこのホームページを拝見させてもらいました、25才の血友病 A疾患者です。 このホームページを見て、今まで自分自身の体の事であるにもかかわらず、 自身の病気について深く学ぼうという姿勢が足らなかった事に気付き、すこ し恥ずかしい気持ちです。 また、今まで本当に学ぶ機会も少なく、病院でも医師の方が病気についての 知識が薄かったりして、なかなか知識を深める事ができなかったので、この ホームページを見てかなり驚きました。 今私は独身ですが、将来を決めた相手もいるし、生まれてくるであろう子供 のためにも今のうちから知識を深めたいと思います。どうかみなさん御協力 お願いいたします。 ところでタイトルに書いた、一般薬(特に頭痛薬などの痛み止め)を服用す ると、凝固因子が壊されるという話ですが、私が幼少の頃に、当時通院して いた病院の医師に母がいわれたようです。それ以来、わたしはその言葉を信 じ、それらの薬は極力飲まないようにしてきました。 しかし、出血を起こして病院に行くと、痛み止めや外傷の場合には化膿止め 頂く事が時々あります。今日も仕事中に左手の指先を切り落としてしまい、 自己注射して近くの救急病院で見てもらったのですが、痛み止めと化膿止め をもらいました。血友病の事は医師にも話しましたが、薬を飲んでも大丈夫 と言う事でした。これまでもそういうことはあったのですが、私は特に急患 の医師の言う事がそのまま鵜呑みにしにょうできなくなってしまいました。 しかし、痛み止めを服用すると凝固因子が壊されるという話は幼少の頃聞か された話で、具体的に説明する事はできません。どなたか詳しい方がおられ たら正しい知識をお教え願います。 |
1391 | Re:頭痛薬が凝固因子を壊すって本当? | supremered | 2002/11/5 18:43 |
記事番号1390へのコメント こんにちは。40歳代の本人です。 >このホームページを見て、今まで自分自身の体の事であるにもかかわらず、 >自身の病気について深く学ぼうという姿勢が足らなかった事に気付き、すこ >し恥ずかしい気持ちです。 >また、今まで本当に学ぶ機会も少なく、病院でも医師の方が病気についての >知識が薄かったりして、なかなか知識を深める事ができなかったので、この >ホームページを見てかなり驚きました。 ぜひ、勉強なさって下さい。何も起きなければ、それに越したことはあり ませんが、将来の万一に備えて、一定の知識を備えておくことは大事です。 >ところでタイトルに書いた、一般薬(特に頭痛薬などの痛み止め)を服用す >ると、凝固因子が壊されるという話ですが、私が幼少の頃に、当時通院して >いた病院の医師に母がいわれたようです。それ以来、わたしはその言葉を信 >じ、それらの薬は極力飲まないようにしてきました。 これは、直接にはアスピリンのことだと思います。アスピリン(だけでは ない)には、「凝固因子を壊す」というか、「血小板凝集を抑制する」作用 があるので、血友病患者に対しては禁忌ということになっています。でも、 それは、総ての痛み止めを使ってはいけないということではないのです。 血友病患者にとって安全――止血機能に影響をもたらさない――とされて いる鎮痛剤はありますよ。ただ、市販薬は色々で、含有成分も簡単には判り ませんから、たしかに迂闊に服用するのは避けたほうがいいかもしれません。 今回、まろさんが処方された薬剤は何か判りませんが、ちなみに病院では、 血友病患者向けの解熱・鎮痛剤としては、たとえば「ポンタール」などが多 く処方されているかと思います。 |
1392 | Re:頭痛薬が凝固因子を壊すって本当? | まろ E-mail | 2002/11/5 19:13 |
記事番号1391へのコメント supremeredさんは No.1391「Re:頭痛薬が凝固因子を壊すって本当?」で書きまし た。 > こんにちは。40歳代の本人です。 > 早速の返答、ありがとうございます! > これは、直接にはアスピリンのことだと思います。アスピリン(だけでは >ない)には、「凝固因子を壊す」というか、「血小板凝集を抑制する」作用 >があるので、血友病患者に対しては禁忌ということになっています。でも、 >それは、総ての痛み止めを使ってはいけないということではないのです。 > 血友病患者にとって安全――止血機能に影響をもたらさない――とされて >いる鎮痛剤はありますよ。ただ、市販薬は色々で、含有成分も簡単には判り >ませんから、たしかに迂闊に服用するのは避けたほうがいいかもしれません。 >今回、まろさんが処方された薬剤は何か判りませんが、ちなみに病院では、 >血友病患者向けの解熱・鎮痛剤としては、たとえば「ポンタール」などが多 >く処方されているかと思います。 > 詳しくお教え頂いて、本当に感謝いたします。長年の疑問が解けてなくなった気 持ちです。今回私が頂いた薬は「バナン錠」という抗生物質と「ポルタレン」と いう痛み止めでした。「ポンタール」と似た名前ですが... 今は傷の痛みもたい した事なく、普段からあまり薬に頼らないように心掛けてるので今回は服用はや めようと思います。 初めて行く病院の医師には自然と警戒心がついてしまうようになってしまったの かもしれません。それは、自分自身が無知であるため、何を言われても信ぴょう 性を感じなくなっていたのだと思います。私は自宅でインターネットができるよ うになったのも最近なのですが、これからはまずこのホームページをもっとよく 見て活用させていただきます。おっしゃる通りいざと言う時に自分が今の状態で は困る事になりそうです。自分の体験談を交えてちょくちょく参加させてもらえ たら幸いです。supremeredさん本当に有り難うございました。 |
1393 | 補足。 | supremered | 2002/11/5 20:45 |
記事番号1392へのコメント >今回私が頂いた薬は「バナン錠」という抗生物質と「ポルタレン」という痛み止 >めでした。「ポンタール」と似た名前ですが... 今は傷の痛みもたいした事な >く、普段からあまり薬に頼らないように心掛けてるので今回は服用はやめようと >思います。 「ボルタレン」も一般的な消炎鎮痛薬で、血友病患者にも処方されます(出血で ない関節痛には必須という患者も居ます)。ただ、薬剤に関しては、医師によっ て対応が違います。「ボルタレン」には、アスピリンに似た血小板機能抑制の可 能性が幾らか想定されるので、処方を避ける(同様の効果を期待し得る別の薬剤 があるのであれば、あえて選択はしない)というドクターも居ます。 いずれにせよ、それほど痛みがひどくなければ服用しなくて良いでしょうし、 今後、そういう痛みが生じた時には、原則的には服用されても構わないのではな いかと思います。 なお、市販の解熱鎮痛剤の類で、使用すべきでないアスピリン(アセチルサリ チル酸)を含む物としては、「コルゲンコーワ」「ケロリン」「成人用バファリ ン」など、慎重に使用すべき(禁忌とまでは行かない)エテンザミドを含む物と しては「新セデス錠」「ナロン錠」「パブロン解熱錠」「コンタック総合感冒薬」 「ノーシン」「ノーシンホワイト」「ナロンエース錠」など、問題のない物とし ては、「新ルルA錠」「セデスハイ」「コルゲンET錠」「エスタックイブ」 「イブA錠」「サリドン」などがあると聞いています。 また、「バファリン」のように複数の種類があって紛らわしい物もあるので、 ハッキリしない薬剤については、素人判断は避けたほうが無難です。 |
1396 | 詳しい情報、ありがとうございます! | まろ E-mail | 2002/11/7 19:50 |
記事番号1393へのコメント supremeredさんは No.1393「補足。」で書きました。 本当に正確な説明、ありがとうございます。 > なお、市販の解熱鎮痛剤の類で、使用すべきでないアスピリン(アセチルサリ >チル酸)を含む物としては、「コルゲンコーワ」「ケロリン」「成人用バファリ >ン」など、慎重に使用すべき(禁忌とまでは行かない)エテンザミドを含む物と >しては「新セデス錠」「ナロン錠」「パブロン解熱錠」「コンタック総合感冒薬」 >「ノーシン」「ノーシンホワイト」「ナロンエース錠」など、問題のない物とし >ては、「新ルルA錠」「セデスハイ」「コルゲンET錠」「エスタックイブ」 >「イブA錠」「サリドン」などがあると聞いています。 > また、「バファリン」のように複数の種類があって紛らわしい物もあるので、 >ハッキリしない薬剤については、素人判断は避けたほうが無難です。 私はやはりバファリンは避けるように言われていました。アスピリンがその成分であ ることは知らなかったし、なぜバファリンが良く無いのか初めて理解しました。薬に なるたけ頼らないようにしてきたのは良かったのかも知れません。しかしやはり風邪 等で病院に行く余裕も無い時など、最低限の薬に対する知識が自分の為には必要だと 思いました。 supremeredさん、本当に有り難うございました。supremeredさんはどうやって薬に対 する知識を得られたのでしょうか?おすすめの書籍などありましたらぜひ教えていた だきたいです。重ね重ね頼ってばかりですみません、もし宜しければ直接メールいた だけたら幸いです。 ではまた。 |
1447 | Re:鎮痛剤 | 都朝(とあさ) E-mail | 2002/12/13 08:18 |
記事番号1393へのコメント はじめまして。5才のA重度のおかーさんです。 私もそろそろ市販薬のことを知っておこうと 先週、病院でアスピリンについてはたずねたところでした。 また鎮痛剤だけでなく、小学校など保健室があると これは避けてください、とか持ち込みできるかな?と。 だったので、 詳細を今週(通院)聞きたく「先生調べられたら来週」と思って いたところで助かりました。ありがとうございました。 また、風邪をひいていたので「PL」総合感冒薬をたずねると 「PL」は「小児PL」はアスピリンが含まれていないということです。 あと、私が頭痛もちなので、はっ!と思った薬ですが 来週聞こうかと思っています。 >「ボルタレン」も一般的な消炎鎮痛薬で、血友病患者にも処方されます(出血で >ない関節痛には必須という患者も居ます)。 「ボルタレン」 「レキソタン」 「ロキソニン」 「ロキソマリン」 「ブルフェン」 たしか、このあたりを飲んだ覚えあるので、聞いてみようと 思います。 うちはまだ5才なので、こうなったら痛いなどコントロールが できないので、防止に衣服に気をつけています。 半ズボンの制服は似た色の年中長ズボン: 靴下はゆるーいもの 皮下出血の跡であっても、青タンでもその上に 靴下の上のゴムが あたると、うっ血したり(皮下出血をおこす): 靴はソールがまがりやすく転倒防止と、内側の縫い目がない または柔らかもの、コウが高いもの、コウにあたる部分が柔らかいもの: パンツも少しおおきめ: 頭髪は刈り上げず、頭部の保護: サポーターは?などと言われますがキツすぎて赤いカタが ついてしまうようで、これが結局皮下出血になります。 赤ちゃんの頃は尻あてまで前でカチンと止めるように スケーターを見よう見まねでつくってました。 スーパーのカートはいつもキルティングを持ち歩いて、しいて乗らせる。 今は横に勝手にのっかるので「あやしい」と思ったらやはり青タンが! わざとカートを傾けて、落ちるからダメ!と青タンなったら、また幼稚園 行けないよー、などと。 皮下(内)出血を起こすと、関節部分は当然動くので結局 筋肉内でなくともひろがって痛いことに。。。 では今日は一週間ぶりに通して幼稚園へ行けそうなので いってまいりますー。参観日のような子供達の発表会です。 また参考になるような情報があればかきこしますね! 遺伝子治療、10年めやすに無理せず(ママがね♪)いきましょっ! とあさの趣味は病院内探検?(笑) |
1448 | Re:セデスハイって、 | 都朝(とあさ) E-mail | 2002/12/13 16:05 |
記事番号1393へのコメント はじめまして。コソコソとかきこしてます。どうも。 えっと息子が重度A、まだ鎮痛剤が必要なほど、ということはありませんが、 ふと読んでいて、頭痛持ち&セデスG(←無くなりました)中毒(^^; の私から。 >問題のない物とし>ては、「新ルルA錠」「セデスハイ」「コルゲンET錠」 とありますが、私の知識不足でしたらすみません。 セデスGを服用していたんですが、「慢性的に飲んでいると腎臓に障害発生の例」 がでた、ということで現在廃止、は御存じだとおもいます。 アスピリン系だったと思います。非ピリンですが。 そこで困ったのー頭が、と思っていたら実家から(内科) 腎臓障害をひきおこす成分だけを、取り除いた処方したヤツを あげるわ。と、それから 「セデスハイは、セデスGと同じ(ほぼ)だから飲んでいたらいいんじゃない?」 と言われました。「セデス ハイ」ちょっと次ぎの通院にでも聞いてみよう。 という情報でした。 また、下記について直接血友病とのバッティングでは ないのですが、 「エスタックイブ」等<イブプロフェン>はクセ(中毒)になるって 聞いたよと、(私が 笑)不眠症でかかってる医師が言っておりました。 らくちんで飲み過ぎると、ないとしんどくなるそうで。 あくまでも「なるって 聞いたよ」ですが。先生ぃーしっかりしてー! では! |
1449 | 薬剤名はややこしい。 | supremered E-mail | 2002/12/13 16:30 |
記事番号1448へのコメント こんにちは。 都朝さん、はじめまして。 前回の「補足」は、しばらく前に病院から貰っていた情報の中 から抜粋して書き込みました。現状と幾らかズレがあるかもしれ ません。 >また、下記について直接血友病とのバッティングでは >ないのですが、 そうですね、血友病に影響がないから、全面的に問題がないと いうわけではありませんものね。 どんな薬でもそうですが、似通った名前だったり、末尾の記号 一つで成分が違っていたりしますから、迂闊に判断することは出 来ませんよね。「ピリン系」と「非ピリン系」――アスピリンは 「非ピリン系」――というのも、よく混同しがちなところです。 また新たな情報があったら、寄せていただければと思います。 |