-日本の血友病治療の歴史について-神澤 典義(2007/8/29 10:44)No.91
┗Re:日本の血友病治療の歴史について-HIV感染血友病患者の一人(2007/9/26 23:31)No.99
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91 | 日本の血友病治療の歴史について | 神澤 典義 E-mail URL | 2007/8/29 10:44 |
日本の「薬害エイズ」問題は、過去に「血友病」という病気が正確に把握さ れていれば、現実には起こり得なかったと考えます。今日のような、情報化 社会とは違い、血友病治療が輸血により可能になった時代が、広く日本の 隅々の医療現場まで伝わらなかった経緯が考えられます。多くは、地方の主 要病院ごとに処理され、必ずしも東京や大阪などの大都市が医療の最先端で はありませんでした。当時は、数少ない血友病を現場で担当する医師の裁量 が全てであり、血友病患者の生命は、これらの医師に委ねるしか方法がなか ったのです。
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99 | Re:日本の血友病治療の歴史について | HIV感染血友病患者の一人 | 2007/9/26 23:31 |
記事番号91へのコメント >日本の「薬害エイズ」問題は、過去に「血友病」という病気が正確に把握さ >れていれば、現実には起こり得なかったと考えます。今日のような、情報化 >社会とは違い、血友病治療が輸血により可能になった時代が、広く日本の >隅々の医療現場まで伝わらなかった経緯が考えられます。多くは、地方の主 >要病院ごとに処理され、必ずしも東京や大阪などの大都市が医療の最先端で >はありませんでした。当時は、数少ない血友病を現場で担当する医師の裁量 >が全てであり、血友病患者の生命は、これらの医師に委ねるしか方法がなか >ったのです。 1980年代になって血友病患者の凝固因子の補充は輸血で十分であるなどと考 えていた人は血友病専門家も含めていなかったと思います。もちろん命に関 わるような出血でない場合は輸血やクリオで対応できたものもあるかもしれ ません。しかし、輸血よりはるかに簡単に使えて止血効果の高い血液製剤が 現実に存在したためそのまま使用を継続したのでしょう。 しかし、この悲劇は専門医・厚生省・製薬メーカーの危機意識が不足してい たことから、患者の多くが輸入血液製剤を使用し続ける羽目になったため起 こったのは否めません。欧米ではもっと血友病患者の感染率は高くなってい ますので、これを対岸の火事と見ているのではなくて、早いうちにもっと危 機意識を持って早く輸入血液製剤の使用を制限する施策をとれば日本では私 のような感染者がもっと少なくすんだ可能性は高いでしょう。 神澤氏の考えかたを要約すると「血友病が正確に把握されていなかったた め、血友病治療が(輸血で?)可能になった情報がいきわたらなかったの で、HIV感染が起こった。」 ?????何を言っているかよく意味がわかりません。血友病は凝固因子が 不足して止血しにくいため、不足している凝固因子を補充して治療するのは 1980年代当時でもすでに常識だったはずです。歴史認識といっているにもか かわらず時間関係が全くこの方には理解できていないのでしょうか?さらに 付け加えれば昔の医療を現在の医療レベルで論じたら誤っていたことなんて たくさん出てきて当たり前です。昔の反省の上に現在の社会や医療があるの だととおもいます 。
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